2014/04/07(月)13:04 貿易や関税などの話題 No.1 オーストラリアとの経済連携協定 名前:名無し 投稿日:2014/04/07(月)13:05 安倍晋三首相とオーストラリアのアボット首相は7日夕、東京都内で会談し、両国が貿易や投資の自由化を進める経済連携協定(EPA)で大筋合意する見通しとなった。最大の焦点となっていた豪州産牛肉の輸入関税について、日本は現在の38.5%から段階的に20%台に引き下げる方向。豪州側も日本車の輸入関税(5%)を段階的にゼロにする方針。 日本の政府関係者が同日明らかにした。2007年に始まった日豪のEPA交渉は、ようやく決着のめどがつくことになる。合意すれば、日本にとって、牛肉や乳製品、小麦などの重要農産物を輸出する農業大国との初のEPAとなる。 豪州産牛肉の輸入関税は、現状から半分の水準の19%台への引き下げを求める豪州側との隔たりは残っているが、豪州側も米国産牛との競合などを考慮し、アボット首相が日本の提案を受け入れる見通しになった。これに伴い、日本の消費者は豪州産牛肉を従来より安く買うことができる。 ただ、日本は国内の畜産農家と競合する冷蔵牛肉の関税を、冷凍牛肉よりも高い水準に維持する見通しだ。また、日本は豪州産牛肉の輸入が急増した場合に輸入量を制限できる「セーフガード」を導入することを条件にしており、豪州側も受け入れる。 一方、豪州は輸入車の関税を巡って、すでに韓国とのEPAで韓国車の輸入関税を撤廃することを決めている。日本車の輸入関税も撤廃される見通しとなったことで、韓国車と競合する日本メーカーにとって追い風になる。 ただ、今回の首脳会談では関税引き下げ率の詳細な数字の明示は見送る可能性がある。日豪両政府は今夏にEPA協定に署名することを目指している。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140407-00000027-mai-bus_all 貿易をAmazonで見る 同じカテゴリの最近の話題 貿易 [リストに戻る] |